マクロビオティックって？

新潮文庫から『世界に誇る東洋の知恵』が出版された（らしい）。朝刊の新刊案内で見た。伝統的和食が世界の中で抜きん出て優れているという、マクロビオティックをベースにした内容のようだ。ここ最近マクロビオティック関連の書籍が立て続けに出版されている。
『マクロビオティック食材お取り寄せ』や鳩山幸さんの本、末松議員の奥様もマクロビオティックの本を出した。
いよいよマクロビオティックがメジャーになってきた。
今日、お客さんと話をしていて当たり前のようにマクロビオティックを口に出したら「何それ？」と返された。いかんいかん、落ち着け落ち着け、まだまだ知らない人が大多数なんだった。
〜マクロビオティックは伝統的和食に基づいた穀物菜食の食事方法とそれに合った生活法のことです。主食は白米よりも玄米で、野菜と豆、海草と味噌汁などの汁物が中心です。肉、卵、乳製品、砂糖はほとんど食べません。〜と偉そうに伝えてきた。でもこんなこといきなり言われたら大抵の人は反発するだろう。「肉を食って、牛乳を飲んで何が悪い」と思うことだろう。言葉だけで伝えようとしてはいけない。今一度自分を戒めなければ。
自分の健康のために情報を選り分けようとしても、きっと９割の人間はマクロビオティックとは反対の現代栄養学に学ぶことになるのだろう。情報量で比較してもマクロビ：現代栄養学は１：９９ってところだろう。
こっちも負けずに情報を露出していくことにしよう。

畜産物を大食するアメリカ
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レストランで出されるポーションバター１個に含まれる脂肪…６g
バーガーキングの特大サイズ１個に含まれる脂肪…40g
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地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出量（典型的なアメリカ車を１日運転する場合）…３kg
ハンバーガー１個分の牛肉の生産に必要なコスタリカの熱帯雨林を皆伐して焼き払う場合…75kg
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マクドナルドが商品の広告宣伝に毎年費やす金額…８億ドル
国立がん研究所が果物と野菜の摂取をすすめるのに毎年費やす金額…100万ドル
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アメリカ人の平均コレステロール値…210
アメリカのベジタリアンの平均コレステロール値…161
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エクソン・バルディーズ号から流出した原油…４万5600キロリットル
８エーカー［約３万2000平方メートル］の排泄物をためている「ラグーン」が決壊してノースカロライナ州のニューリバーに流出した腐敗しかけた豚の糞尿（1000万匹以上の魚が直ちに死んだ）…９万5000キロリットル
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デンマーク産の鶏肉に抗生物質耐性菌が検出される割合（鶏肉生産における抗生物質の日常的な使用を禁止する前）…82％
禁止から３年後…12％

世界人口６３億人中、栄養失調が１２億人、栄養過多による病気が１２億人。世界の死因ナンバー１は「餓死」。毎日４万人以上。
アメリカ人が１割だけ肉食を減らすことができると、（計算上では）世界から餓死が無くなるのだ。