ゴミ出し騒動

４月から釧路市もいよいよゴミ収集の有料化が始まる。
　　★　写真はゴミの山を投影したら寄り添う恋人の影になったという作品。
２０年前からゴミ処分場が満杯になることを見越して、ゴミ減量や処理方法をいろいろと論じてきたのだが、有効な（市民が協力できる）解決策が出ないまま、とうとうこの日を迎えてしまった。
有料ゴミ袋以外は収集しないので、市民はゴミ袋を購入しなければいけない。大きいゴミ袋は１枚１００円するので、頑張ってゴミの量をセーブして一月に６袋出すことにしても、毎月６００円の負担が増加する。
釧路市内では無料収集する３月中にあらかたゴミを出してしまおうとゴミ出し大作戦が展開されている。
各ゴミステーションが普段の３倍以上のゴミであふれている。
ウチのゴミ収集時間はだいたい９時３０分ころに来るのだが、この局面を迎えて異常に増加したゴミに手こずっているらしく、昼を過ぎても収集車が現れない。
先日両親は、夜１０時になっても働きづめで疲労困憊の収集員がコンビニでドリンクを買い求めている所に出くわした。彼らもこの大量のゴミのせいで大変な仕事量になっていることだろう。
彼らに申し訳ないと思いながらウチでもひたすらゴミを出しまくっている。
ゴミ減量に真剣に取り組むのには格好の機会だろう。
去年の夏、強風の日のこと。
金髪ロン毛の若者が近所の道路端を忙しそうにゴミを拾いながら走っていた。
「なんだこいつ」と冷ややかに見ていると、彼は強風でゴミステーションから散乱したゴミを懸命に拾い集めていたのだった。そこから数百メートルも離れたところをゴミ収集車が移動していた。彼はゴミを見つけてここまで走ってきたのか、と思うとハッとした。
「頑張れ若僧！」
ゴミ収集に携わる皆さん、ご苦労様。ありがとうございますｍ(_ _)ｍ