ガイアシンフォニー(地球交響曲)

goro3582004-09-10

映画「ガイアシンフォニー」の第一番を観たのが1992年、平成4年。
うわぁ、そんなに経ったんだ。
ハイポニカトマト(1粒のトマトの種から巨木に成長し1万3千個の実を付けた)の野澤氏、登山家メスナー、アフリカ象を見守るダフニー、エンヤ、宇宙飛行士の5人の話で構成され、すべて興味があったもので余計に引き込まれた。
この映画もさることながら、後日談がスゴかった。
龍村監督がハイポニカトマトの実がたわわに実った場面を撮影する予定が、海外ロケが長引き2週間も遅れることになった。それでは、トマトが落ちてしまう。監督は一度話しかけたそのトマトの巨木にはるか海外の地からお願いをする。「私が戻る日まで実を落とさずに待っていてくれ」と。
果たして監督が帰国して大急ぎでトマトを見に行くと、見事に実が落ちずに持ち応えていた。お陰で最高の映像が撮れた。翌日、野澤さんから連絡が入った。「撮影を終えた日の夜、トマトの実が次々と落ち始めました。撮影が済んでホッとしたかのようです。」

95年に第二番、97年に第三番を観た。2001年の第四番は何故か見逃した。
ずーっと素晴らしい内容で、この映画が全国で上映されているということがとてもウレシかった。
そして。
2004年の今日、ガイアシンフォニー第五番上映会がこの釧路から始まった。
上映会第一部が午後二時から、第二部が午後6時半からだ。
なんとなんと、全国に先駆けて、釧路からなのだ。東方から光を放つがごとく、大イベントが始まった。
今日午後2時頃、好天だった釧路ににわか雨が降った。晴れ間が戻ったと思ったら5時頃、再びにわか雨が。すると、雲が切れて、強烈な西日が差し、暗い雲が残る東の空に見事な虹が出た。
それも、二重の虹が、満天の空に大きく半円を描いて出た。
半円につながった虹を見るのは今年二回目だが、二重の虹でつながっているものは人生初だ。
釧路で素晴らしいイベントが始まったことを祝福する、荘厳な地球交響曲のようだった。

楽しみにしていた上映会第二部に遅れて、まんまと観ることができなかった・・・・。