クマ〜!

goro3582004-09-11

先週、日高町の温泉に入った。入り口にヒグマの剥製が飾ってあった。
牙をむきだして威嚇する姿で入浴客を迎えていた。
北海道あちこちにヒグマの剥製があるが、ほとんどが凶暴な表情にされている。
こんな不自然な剥製を見る度に毎度、人間の身勝手さを思い知らされる・・・。
大雪山のものだったか、親子ヒグマが登山客を警戒している様子の写真が忘れられない。
母グマがおそるおそる岩陰から登山客をうかがっていて、その後ろに心配そうに子グマが控えていて、登山客の方はヒグマの存在にはまったく気づいていない様子。
ヒグマがとても愛らしく思える。
北大教授だったか、支笏湖周辺に生息するヒグマ(寅次郎と名付けた)に発信器を取り付けて数年間の行動記録を取った試験があった。移動距離は広範に及び、千歳の市街地にも出没し、交通量が多い国道を頻繁に横断していたのにもかかわらず、人間から「ヒグマ目撃」の通報はほとんどなかったという。
その教授のコメントがイイ。
「ヒグマは人間にとても気を遣って行動していることが分かりました。果たして人間はヒグマの生態にこれだけ気を遣うことができているでしょうか。」
う〜む。