GOT MILK?

食物連鎖の図

皆さんは「骨粗しょう症」の原因が牛乳だということを、ご存知ですか?
 実は「骨粗しょう症」の原因は牛乳なのです。この事実が知らされていないばかりか、全く正反対の宣伝がいまだにマスコミに踊っています。

 日本やアメリカで二十五万人以上の胃や腸を調べ研究して、世界的に有名なアメリカのアルバート・アインシュタイン医科大学の新谷弘実教授や、宮崎大学教育学部島田彰夫教授、真弓小児科医院の真弓定夫院長などの他多数の研究者や臨床家が、昔から牛乳の害についての警告を発し続けてきましたが、マスコミはこの問題を決して取り上げません。

 歴史的に、「骨粗しょう症」が多かったのは、スカンジナビア半島の人たちや遊牧民の人たち、エスキモーの人たちなどです。気候が厳しく農耕が栄えなかった地域の人たちが、栄養を補うために家畜の乳を飲み、それによって「骨粗しょう症」を発症させてきました。

 四〜五十年前の日本に「骨粗しょう症」のお年寄りが何人いたでしょうか?おそらく「骨粗しょう症」という病名自体を聞いたことのある人はほとんどいないのではないでしょうか?

 一昔前のお年寄りは、牛乳も乳製品もましてカルシウム剤もとっていないのに骨が丈夫だったのです。

 今、子ども達は毎日給食で牛乳を飲んでいます。にもかかわらず二十代の女性の骨密度は四十〜五十代の骨密度、という人が多いといわれています。
 何倍ものカルシウムをとっていながら骨がもろい、これはどういうことでしょうか。

 牛乳を飲むと、血液中のカルシウムが急激に上昇します。人体は体内のバランスを保つ為に、余剰のカルシウムを対外に排出しようとします。この際、カルシウムだけでなくその他様々な栄養素も一緒に排出され、これが「骨粗しょう症」の原因となるのです。

 人間や牛の赤ちゃんがどうしてお母さんの乳を飲むのでしょうか?それは、大人と同じものをまだ食べられないからです。牛に限らずすべてのほ乳動物は、ものが食べられるようになるまでお母さんの乳を飲みます。離乳期を過ぎて乳を飲み続ける生物はいません。乳は赤ちゃんのためにあるのです。

 乳を飲む時期を過ぎると、子どもの体内からは乳糖を分解するための乳糖分解酵素が消えていきます。従って、成長してから乳を飲んでも、ほとんどの人には分解酵素がないので何の役にも立ちません。大人になってからも約四分の一の人には、乳糖分解酵素がいくらか残されているということなので、そういう人なら週に二、三回の範囲で牛乳をのんでも良いでしょう。

 しかし、乳糖分解酵素を失っている人には、牛乳は百害あって一利なしといえます。新谷教授は著書「胃腸は語る」((株)弘文堂)の中で、牛乳は新しい難病の元凶と話されています。骨だけではなく、花粉症、ぜんそくアトピーなどアレルギー体質になり、糖尿病、白内障等、多くの病気を引き起こしていると言われています。

大田篤著「何のためにあなたは生きているのですか」より