「砂糖」の害をめぐるドキュメンタリー

実はコワイ

1/8(日)22:10-23:00 BS7 世界を動かす砂糖産業(前編)さとうきび農場の奴隷たち
     23:10-24:00 BS7 世界を動かす砂糖産業(後編)肥満を招く甘い誘い

BS1で『世界を動かす砂糖産業』が放送された。
①農場の実態②WHOの中の攻防
2005年カナダ制作。
メチャメチャ面白かったのでメモ。
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1785年、イギリス人、トマス・クラークソンの論文が砂糖によって作られた帝国、大英帝国奴隷制度を告発。
アフリカ人を人間とみなさずタダ同然で売り買い。
貨物船に隙間なく奴隷を積み込み搬送。
ドミニカ共和国モーリシャスでは現在も奴隷扱いが続く。
サトウキビ収穫1日のノルマ2トン。収入は2ドル。朝御飯も食べずに一日中労働。空腹になるとサトウキビをかじってしのぐ。虫歯だらけ。倒れても病院がない。その代わり、労働牛が倒れたら救急車が来る。
2004年、史上初めて、世界で肥満の人が、飢えた人の人口を超えた。
5歳未満の肥満1800万人。糖尿病による死者は年間3600万人。一日8700人。一分に6人。戦争以上の被害。
WHOでは緊急課題に「肥満」が挙げられた。WHO課題①エイズ②タバコ③肥満
肥満の最大要因に「砂糖の害」。ショ糖のフルクトースが肥満とⅡ型糖尿病の原因。
WHOリポート916「砂糖と肥満」
砂糖を多く含む飲料を1日1缶摂取すると1年で体重4キロ以上増加。肥満60%増加。
砂糖はかつて料理の隠し味だった。スパイス程度のもの。
今では1年で体重以上の量を摂取している。100〜120キロ。
コーラには砂糖が15?グラム含まれる。
飲用量が増加するのが特徴的。一度に500ccがやがて2lを超える。
もはや飲料ではない。デザート。液体キャンディ。
砂糖は世界で最も安いエネルギー源。
カナダ・オハイオ州の高校でコーラの自販機。疑問を持った生徒が学校に質すと「企業と契約がある」と。その先は企業も学校も情報公開を拒否。裁判になり情報公開。
生徒一人当たり年間6ドルを企業から学校に支払われていた。
小中学校からも自販機を排除する動き。
今では病院に自販機が並ぶ。
タバコ産業はタバコは害ゼロと発表。病気の原因はタバコではなく個人にあると。
砂糖産業も砂糖の健康被害を否定。
アメリカは国として砂糖被害を否認。
WHOリポート916「砂糖と肥満」を無効にしなければwhoに拠出する年間4億ドルを
凍結すると発言。世界中に「砂糖産業がwhoを脅迫」と報道される。