もうやめようよ、マーガリン

goro3582006-06-25

マーガリンは戸外に放置しても腐らずにそのまんま。
虫も舐めに来ない。
先日、しっでぃぐりーんネットワークの川原代表が市民勉強会でマーガリンの危険性について講演したそうだ。
直接聴くことはできなかったが、お客さんが内容の一部を教えてくれた。
トランス脂肪酸の問題を多くの人に認識してもらいたいものだ。
この機会に勉強しておきましょう。
「不健康」論議掲示板から抜粋・・・
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>>天然に存在しないトランス型脂肪酸を多く含む
マーガリン・ショートニングは日本以外では禁止または制限されています


液体の油である不飽和脂肪酸に水素添加という化学処理を施して 、天然の油であるバターやラードのような飽和脂肪酸に変えたものが、マーガリンやショートニングです。
天然に存在する脂肪酸は 、ほぼ全部シス型という立体構造を形成しているのですが、この水素添加したものには、トランス型という立体構造を持つ天然にない異常な油が含まれています。

このトランス型脂肪酸の主な問題点は、3つあります。

1.トランス型脂肪酸は、プロスタグランディンに転換されず、ま た他の不飽和脂肪酸がプロスタグランディンに変換されるのを妨げたり、脂溶性ビタミンの利用を妨げます。
2.トランス型の構造は不自然で、細胞膜のしっかりした構成材料 にならないので、膜組織に多量にあると、膜の構造が弱くなり、有 害な物質の侵入を許しやすくなる。(これがクローン病(注1)の 原因の1つか?と考える人もいます)

体の細胞のひとつひとつは、細胞膜でおおわれています。皮ふの細胞も同じです。脂肪酸はその細胞膜を構成する物質です。細胞膜が、マーガリンやショートニングなどに由来するトランス型の脂肪酸で形成されると、その細胞膜は弱くて働きが悪いものになり、皮ふ細胞の場合は有害物質の侵入を許しやすくなって、皮ふトラブルの元となります。

右図の上段は「シス型」の自然の植物油の構造で、中段は水素添加されて一部トランス型になった脂肪酸です。
下段はそれらの脂肪酸によって作られた細胞壁のモデル図で、一部トランス型の脂肪酸のところで細胞壁が切れてしまっている様子を表しています。

欧米諸国ではすでに、トランス型の脂肪酸を含む食用油の一部は販売禁止になっており、トランス型の脂肪酸を含まないマーガリンが、「トランス・ファット・フリー」と表示されて販売されるようになっています。その基準を適用すれば、わが国のマーガリンのほとんどが販売禁止になります。これを放置していることもまた、日本のアトピー問題を深刻にしている、わが国特有の条件のひとつと言えるでしょう。

3.必須脂肪酸としての機能を持たないため生体膜の材料にも局所 ホルモンにもならないが、排泄するための代謝に、大量のビタミンとミネラルを消耗するだけの有害物質なのです。

当然マーガリンなどは安価ですから、クッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品によく使われているので、ほとんどの人は一日に、いくらかはトランス型脂肪酸を取り入れているのです。

ある研究ではフライドポテト一人前に8gのトランス型脂肪酸が含まれているそうです。20世紀始めには人間の体内には存在していなかったトランス型脂肪酸ですが、今では日本人の皮下脂肪中の 約4%に達しているそうです。

また缶入りの紅花油やコーン油などの植物油も、それが高温で処 理されている場合、その一部はトランス型脂肪酸に変性しています 。ですからマーガリンを加熱料理に使用するのは、トランス型脂肪 酸を一層増加させるという危険きわまりない行為です。

日本で今何千種類のクッキー、クラッカー、パ ン、ケーキ、コーヒーに入れるフレッシュ、アイスクリーム、レトルトカレーなどの加工食品が市販されているか知りませんが、市販のクッキー等でマーガリンやショートニング使用してないものはほとんどありません。欧米のクッキーにはバターだけを使用したものが多いです。ドイツではトランス型脂肪酸を含むマーガリンの製造は禁止されています。

マーガリンの害が最初に指摘されたのは、西ドイツで、マーガリ ンの発売開始時期と地域とクローン病(注1)患者の出現時期と地域の一致からだそうです。フィンランドで1200人を対象にした ソフトマーガリンを多くとった群ととらなかった群を15年間追跡 した疫学研究ではマーガリン多摂取群は5年後にはコレステロール 値が低かったが10年後には差がなくなり、むしろ年々多摂取群の 死亡率が上昇し、全体で1.4倍、心臓病では2.4倍も高くなっ たのです。

注1:クーロン病は腸管壁の細胞が壊れており、大きな分子、つま り体にとっては異物であるものが腸の壁の中に入ってきて、そこで 防御反応というか炎症反応が起き、腸壁に傷(潰瘍)ができてくる 事が原因の一つになっていると言われています。多くの医者がクー ロン病は原因不明だと言いますが、原因の一つとしてトランス型脂 肪酸が怪しいと考えている方も少なくありません。

マーガリンの代わりに今からバターを使いましょ う。マーガリンやショートニング使うことは緩慢な自殺行為です。 >>