マスコミが都合良く伝えたいこと・・・・

i pod big

生長の家の谷口副総裁の話を聴く機会があった。
まどろっこしい宗教講話が大半だったが、面白いアプローチを使って話している部分があった。

テレビや新聞、週刊誌などのマスコミが伝えるニュースは意図的に選択されているとのこと。
優秀なジャーナリストたちはこぞって「問題」を取り上げる。
市民の不安をあおり、その反応をある方向性に集約して意図的に世論を形成して行くための材料として。

例えば、近年は少年による凶悪犯罪事件は増加しているか?という質問を投げかけた。
答えはNO!
会場の聴衆の大半が間違えて答えていた。

<殺人>
 終戦後から昭和40年代前半までは200人台から400人台で増減を繰り返し、40年代後半からおおむね減少傾向を示し、50年代に入ると100人を割り、その後現在まで、おおむね70人台から90人台で推移しています。
よって、少年による殺人事件が特に増えているとは言えません。 

<強盗>
 昭和40年台前半までは、だいたい2,000人から3,000人の間で推移しています。その後減少し、昭和46年には1,000人を割り869人になりました。その後は横ばいでしたが、平成になってからやや増加し、平成8年は1,082人でした。
  この数年だけを見ると増加傾向です。ただし、もっと以前からの統計を見ると、近年特に強盗が増えているとは言えません。

→ 犯罪白書の殺人と強盗の統計から考えると、少年の「凶悪犯」が増えて、少年犯罪が特に凶悪化しているとは思えません。

、ということになる。
凶悪犯罪とは、殺人、強盗、放火、強姦に分類されている。
犯罪白書によると、これらの犯罪件数は1960年代後半から激減。1970年代以降減少傾向にある。
世間一般で、凶悪犯罪は増加していると認識されている背景には、マスメディアによる情報操作があるようだ。

マスコミはある特定の情報を利用し、それに反応する市民たちを条件づけし、都合が良い社会を作ろうとするのだ。
谷口副総裁は、
私たちは不安を解決するためのセキュリティーを売ったり、病気を治すための薬を売ったりするためにあるのではありません。
宗教法人は、そのようなビジネスをするものではありません。ただ真理をお伝えするためにあるのです。
と話してくれた。
おかげさまで、イイ話を聴くことができた。