映画『アバター』メモ

とんでもない映画が平成21年の最後に公開された。

地球人類の現状を認識するのに最高の映画だ。
この200年の間、北海道、そして北米大陸で繰り広げられた大量虐殺、民族浄化アニミズム抹殺に関わるテーマが盛り込まれている。


アバター」の舞台は22世紀、地球から遠く離れた惑星パンドラ。
美しく壮大な景観を持つパンドラだが、有害な大気がたちこめているため、人類は惑星の先住民と人間のDNAを組み合わせた分身(アバター)を生み出し、自らの意識を送り込むことでパンドラ上での活動を可能にする。
下半身不随の元海兵隊の青年ジェイク(サム・ワーシントン)は、新たな鉱物資源を採掘するプロジェクトに参加。
アバターを得て体の自由を取り戻すが、惑星の先住民との運命的な出会いや、地球とパンドラとの間に勃発する壮絶な戦いが待ち受けていた……。


驚異的なCGの完成度。
人類進化への示唆に富んだ脚本。
コレで映画というジャンルは頂点を極めてしまったのではないかと思えるほどの衝撃だ。


映画『4th Kind(フォースカインド)』で受けたショックを見事に受け止めてくれた。
4th〜の舞台のノーム(実在都市)、そしてアバターでは主人公を導くノームの名が一致した。
先日、クロップサークルを調べていて学んだ、「対称」と「融合」のテーマがここで展開されるとは・・・。


〜人類は惑星パンドラ略奪をあきらめ、瀕死の地球へと帰還〜

映画『エイリアン』がずっと気になっていた。
地球人類のエゴが強烈だったからだ。
しかしシリーズ化になって、そのエゴをあぶり出していったことが希望に変わっていった。
主演のシガニー・ウィーバーはスゴかった。
すると、『アバター』でシガニー・ウィーバーが本領発揮してくれているではないか。
アバターと神経接続してシンクロするのは「ヱヴァンゲリヲン」を想起させる。
ジェイクが操る赤い鳥(もどき)はまるでエヴァの3号機・・・・。
涙、涙の感動大作。
ありがとうありがとう!
平成22年へ向けて、勇気が湧いた。
そう、この映画の舞台設定は22世紀。
惑星の名は「パンドラ」。
欲を言えば、準エンディング曲の”I See You”は、RED FLAGの”I See You”だったら悶絶ものっだたのになぁ〜。