もんじゅの呪文

日本消滅へのカウントダウンと思われていた高速増殖炉もんじゅ」の復旧作業。
ひとつ間違えば、ナトリウム爆発を引き起こして、プルトニウムが放出されるという悪夢。
これまで作業がことごとく失敗し、絶望視される中、トラブル復旧の責任者が2人自殺したと伝えられていた。


6月23日の午前9時に、もんじゅ内で誰も触れられない自爆装置とされていた「炉内中継装置」の引き抜き作業が始められる段取りとなった。


この日、皇太子殿下はドイツへ。
菅首相ら閣僚は沖縄へ「避難」していた。


僕は22日のお勤めを終え、鹿児島から羽田経由で釧路へ帰る。
どのタイミングで、もんじゅに関するニュースを聞くことになるのか、気が気でなかった。
作業は、慎重に慎重を期すために、1分間に2.4センチのペースで進められるために、全体の作業終了は深夜になるということだった。


それが作業着手に遅れが生じ、午後2時から開始になると伝えられた。
その時間は僕は羽田空港にいるのだ。
生きた心地がしない。
羽田を飛び立つのが午後5:55。
ゴゴ ゴ:ゴゴで5が5。
とにかく無事を祈る気持ちで離陸の時を待ったのだった。


そして、午後7:35、釧路に着いて、世の平穏に感謝した。
シメの357か僕の住所の数字か。

もんじゅ炉内落下の装置、引き抜き完了

日本原子力研究開発機構は24日午前4時55分、高速増殖原型炉
もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉容器から、約10カ月間
落下したままになっていた重量3.3トンの装置の引き抜き作業を終えた。

引き抜き作業は当初、23日午後2時ごろから始まる予定だったが、
準備作業がはかどらず、実際に始まったのは7時間近く遅れた午後8時50分だった。

落下していた「炉内中継装置」(直径46センチ、長さ12メートル)は
衝撃で変形していたため、引っかかっていた炉開口部のさやの部分と一緒に、
天井にある大型クレーンでつり上げた。

装置等は約8時間かけ、炉開口部の上方に据え付けた専用の容器
「簡易キャスク」(直径1.4メートル、最大長16メートル)に直接、収納された。

www.asahi.com/national/update/0624/OSK201106240001.html


結局、作業開始はさらに遅れて午後8:50になっていた。
午後8:50。それはまさしく、事務所に着いた時間だ。
24日は朝5時ころに目覚めた。
作業完了、作業成功の時間。


旧暦でいうところの平成23年5月23日。
23−23−23
新しい世界の幕開け。


中部電力の広告塔、原発推進論者として活躍してきた評論家の勝間和代さん。



ダボス会議に出席する危険人物であるが、この度、原発の安全性を過信してきたことについて「謝罪」した。
そして、6月23日午後8時頃、大型バイクで単独事故を起こし、右手首を骨折するなどの重傷を負った。


お大事に・・・・。