敬老の日

goro3582004-09-20

敬老の日北海道新聞に載っていた話。
「アフリカでは一人の老人の死は一つの図書館を失ったくらいの損失だと言われる」
これはアナン国連事務総長が言った言葉らしい。
お年寄りはかつて貴重な知恵袋だったハズ。しかし今では欲しい情報は、インターネットで一発で検索できる。重い百科事典を開くことも、親や祖父母に訊くこともなくなった。便利さと引き換えに、人づてに受け継がれる知恵が不要になってしまった。
それよりも、老人が持つ知恵が現代には通用しない、必要とされていない、価値が認められないのだ。僕は風土誌に多少興味があるので、時々は老人の話を面白く聞くことができるのだが・・・。
日本がここまでアメリカナイズされてしまっては、多くの若者には昔の話ほどつまらないものはないだろう。
僕の好きな言葉に「若者が知っていれば、老人に力があれば」というものがある。これはフランスの諺だとか。「子供を叱るな、来た道だもの。老人を叱るな、行く道だもの」というのに似ているかな。
人生の先輩たちを敬うことができる謙虚な生き方をしたいと思って(は)いる。