湯宿だいいち

中標津町に近い養老牛温泉にある温泉宿「だいいち」がお気に入り。
ここ３年、正月はここでのんびり過ごすことに決めている。
道東の温泉といえば、十勝川温泉、阿寒湖温泉、知床ウトロ温泉、糠平温泉、川湯温泉などがあるが、養老牛温泉は山の中といったロケーションと静寂さがイイ。清流パウシベツ川のせせらぎもまたたまらない。
養老牛温泉の山一つ裏側に無料露天風呂「からまつの湯」がある。旅行者の間ではすっかり有名になって、今では入浴者がいないことも珍しくなってしまった。学生時代だった１５年も前からからまつの湯ファンでずいぶんと夜な夜な通ったものだ。仕事に就いてからも、夜９時半に会社を出てそのまま仲間と行ったり、早朝に西別川に釣りに出かけその仕上げに湯浴みをしに行ったり、新雪が積もればやれ雪見風呂だと。山深い温泉でいくつもの流れ星を見た。それが、今では夜間に煌煌とライトをつけて入ったり、ギャーギャーうるさい中年たちや若（ばか）者たちが多くて、あづましくなくなってしまった。そんなことで (´・ω・`)ショボーンとするよりは、だいいちで６００円払ってあづましく入浴した方がイイと思うようになったのだ。成長したなぁ（ ´_ゝ`）若い頃は金を払わないことに価値を感じていたんだよなぁ。
だいいちは、看板犬のだいちゃん（逝去）といっちゃん（お勤め中）がいること、ペット同伴で泊まれること、シマフクロウやクロテンや野鳥たちを見ることができること、そして贅沢な露天風呂が魅力なのだ。あ、もちろん料理が素晴らしいです。
さて、来年の正月もだいいちで、と思って予約の電話をした所、２泊の部屋が取れないと言う��(￣□￣；)。丁度北海道新聞付録のポケットブック「温泉でのんびり」号のトップにだいいちが紹介されたばかりだし、評判が相当イイので油断ならなくなっていたのだ。
最後にはアノ手を使って宿泊可能になったのでヨカッタけど(;´Д｀)。