水みずしく生きる

goro3582004-10-18

オギャアと生まれた新生児は体内の水分量が80%もある。
10代になるころには65%になる。小学校時代に、手がいつも湿っていた実に水みずしい友人がいた。
20才になると、水分量は60%くらいになる。まれに依然として65%くらいある人がいる。これを水がしたたる・・・と呼ぶのだろう。
40代になると、水分量は50%台になる。52.5%になると物忘れが始まると云われる。
男性よりも女性の方が、水分量の低下が早い。この年代で更年期障害が始まってくる。
更年期障害の最大の特徴は、「ノドが渇いたことを脳に伝達する機能が衰える」こと■
60代で、男性は約55%、女性は50%以下にまで水分量が低下する。
ここまで見ると分かる通り、老化とは水分の損失と言い換えることができる。
植物を見ても、落ち葉は始めのうちは水分があって、柔らかいが、放っておくと次第にカサカサになる。細胞の弾力性がなくなってもろくなり、簡単に崩れてしまう。
人間は成長を完成した25歳をPBM(骨密度最盛期)として、身長のピークを迎え、それから老年期に向かって身長が低くなっていく。骨量、筋肉量はゆるやかに低下するのに比べて、水分量が著しく低下していくために、体全体が縮んでいく様子を表している。
この水分量を多く維持させる方法が、すなわち若わかしく、水みずしく生きる方法になる。
◇毎日、水を2リットル以上飲むこと◇だそうだ。それも一気に飲むのではなく、コップ1杯ずつ、1日に8杯くらいに分けてちびちびと飲むのがおすすめ。肝心なのが、美味しいと思える水を飲むこと。人によっては水道水、浄水器の水、またはお気に入りのミネラルウォーター、はたまた湧き水だったりする。コップ1杯飲んで10分後でもお腹がチャプチャプしているようなら、吸収がよろしくない水なので気をつけること。
毎日2リットル以上の水を飲み続ければ水分量の低下が抑えられて、若わかしく、水みずしく生きることができるのだ。
水分だからといって、お茶やコーヒーなどをたくさん摂ると利尿作用のせいで逆に体が干からびる恐れがあるので(笑)、とにかく水を飲むこと。