正観さんを囲んで二次会

25日の小林正観さん講演会の後で二次会を開いた。
全日空ホテルさんの素晴らしい食事をいただきながら、正観さんに質問したりで、僕はここらへんからようやくリラックスできたから、とても楽しかった。
面白い話があったので、こっそり紹介しちゃいます。
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学生時代ラガーマンとして活躍していた40歳の男性。体重が80キロもあるガッチリ体型の彼が突如白血病に倒れ、余命1ヶ月となった。
その親友がなかなか彼を見舞いに行かない。その親友の奥さんがやきもきしている。あと一月の命だというのに、2週間が過ぎても親友は見舞いに行く素振りがない。3週間を前にして、ラガーマンは急逝してしまった。
白血病に苦しむ彼をたくさんの仲間が見舞いに訪れたという。彼はその度に律儀に迎え、どんどん体力を失い、無残なほどにまで痩せ衰えて、早くに亡くなってしまったのだ。
親友の奥さんは旦那を「あなたがこんなに冷たい人だと思わなかった」と非難した。
すると、男は「彼はあの体格を誇っていたのだ。痩せていく姿を人に見られたくなかっただろう。俺は彼にそんな辛い思いをさせたくなかったんだ。」と答えた。
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サークルの集まりで1000円ずつ出し合って、お菓子を買っていた。
ある女性Aさんがその日はお金がないからと「私はお茶もお菓子もいらないから勘弁してね。」と言った。すると、横から仲間Bさんが「1000円は出せなくても100円なら出せるの?」と聞いた。Aさんは100円を出して会合に参加した。そのやり取りを不思議そうにみていたCさんがBさんに聞いた。「それはAさんが可哀相じゃない?お金がないって言っているのにある分だけでも取ろうとするのは分からないわ。」するとBさん、「1円も出さないとAさんは遠慮してお茶もお菓子も食べられない。でも100円でも出していれば少しは安心して食べられるでしょ?」と答えた。
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なるほどなぁ。僕なんかは見せ掛けの親切心で、人が辛い思いをしていることを察しきれていなかったかもしれない。その一歩先に、本当の人への心遣いの仕方があるんだ、ということを考えさせられた。さすが、正観さん見方道アドバイザー!勉強になりました。