情けは人のためならず

goro3582004-11-06

最近やっと節約志向になって、ガソリンスタンドはセルフで行き始めた。
今日、モダ石油でさてと思ったら現金会員ゴールドカード(嘘)がない!前回給油した時に持ち帰るのを忘れたようだ。現金会員カードをまた100円出して買うのをいさぎよく覚悟した。後悔などしていないぞスマイルでスタッフの兄ちゃんに「現金会員カードを再発行してけろ」と言った。すると「カードをなくされたのですか?これ使ってください。」とポッケから差し出してくれた。「あぁ、これこれ!やっぱり俺忘れてったんだ。」なんて冗談を飛ばす余裕もなく、ありがたく受け取った。お客さんに何も疑いを持たずになんて親切な若者なのだろう。感動したっ!
以前友人がこんなことを愚痴っていた。「いつも車で走っていて速度取締りやってるの見たら対向車にパッシングして教えまくるのに、昨日こっちに合図して教えてくれたのたったの1台だけだったさ(怒)。それがなければ捕まるとこだった。」と。その時は僕も人間ができかかっていたので優しくこう言ってあげた。「他の人たちにしてみれば合図してくれていたのはいつも君1台だけっだったのかもしれないよ。それをありがたいと思った人が、今度はちゃんと君に教える役目になっていたんじゃないか。」 〜 はたしてその友人は「イイこと言うなぁ」と思ったか「ケッ」と思ったかは知らない。(すでに僕は自分に酔っていたから)
機嫌がイイ時は僕の運転マナーは実にイイ。結構、親切に進路を譲ってあげている。すると悪そうな車(失礼)と鉢合わせになった時でも意外なことに譲ってもらったりする。これが因果なのかな〜と考えることがしばしばだ。
13年ほど前に幼なじみの悪友と会った時に、タバコを吸っていないのに驚いたことがある。高校時代は吸っていたのだ。「なんで吸わない?」と聞くと「人が嫌がることはしないようにしているんだ。」ときたもんだ。そんな言葉を聖人君子でもない悪友から聞かされるとは思わなかったからドキッとしたのを強烈に覚えている。
因果についていろんなシチュエーションで学ばせられるものだ。今日、若者から受けた親切を僕が誰かにしてあげましょう(^^)
あ、素晴らしい話を思い出した。学生時代自転車で北海道一周の旅をした時のこと。旭川駅前でダンボールをひいて寝ようとしていたら1台の車がやってきた。「家に泊めてやるぞ〜。15人は大丈夫だぞ〜。来い〜。」と言うではないか。ミツバチ族に混じって僕も自転車でその車についていった。そのおじさんは学習塾を経営していてミツバチ族や自転車チャリダーをよく招いているという。酒は振る舞ってくれるわ、深夜に生き残り組をラーメン屋に連れていってくれてタダで食わせてくれた。誰かが聞いた。「おじさん何でこんなに親切なんだ?」すると・・・・あぁ、またイイこと書いてしまいそうだ。ええい今日は書いてしまうぞ。
おじさんは学生時代にバイクであこがれの四国へ旅に行った。フェリーから降りてバイクに乗ろうとしたら故障してしまった。バイク屋さんを探して行ってみると厄介な部品を交換しなければいけなくて部品代が5万円もすると。旅行費用がそれでパーになってしまうとうなだれているとバイク屋さんが旭川から来てくれた人から旅行費を取るワケにはいかない、とタダでやってくれた。お金は受け取らないと言う。ありがたくてお礼の言葉も探せないでいるとバイク屋
「俺に礼はいらない。その代わり将来旅行者が困っている所をみたら必ず助けてやってくれよ。」
旭川のおじさんはその言葉をずっと実行しているのだと。
僕もやってあげましょと思っていたら、ヒッチハイクしているお兄ちゃんを発見して、「さぁ、乗りな!どこまで行きたい?」と目を輝かせて言ったことがある。そのお兄ちゃんは気のせいか余りウレシくないようだったなぁ。女性ドライバーが希望でイイ迷惑だったのかも・・・・。