自分が好きか

goro3582004-11-20

「人生を大いに楽しみたい」そのために生きるなんて最高だ。そのためには、なんといっても自分を好きになることが大事だと思う。僕はずい分とコンプレックスに悩んだ方だと思っている。(他人からは相当甘いと叱られそうだが)
それもなんとか乗り越えてくることができた。その度に自分のことが好きになっていった。
「子供を叱るな、来た道だもの。老人を叱るな、行く道だもの。」こんな言葉が自戒するときに頭の中で繰り返される。
落ち着きがなくて言うことを聞かない子供。教えてもさっぱり理解できず習得できない子供。魂が入っていないのかさっぱり話が通じない子供。はたまた、意地悪そうな老人。病気なのか暗い老人。動作がのろくて邪魔な老人。
ついイライラしてしまう自分がいるのだが、先の言葉が頭に浮かぶとほんの少しだけイライラが消えるのだ。
僕が小さいときは魂が入っていなかったらしくて、ぼーっとしたガキだった。要領が悪くて、どれだけ周りの人をイライラさせたことか。そんなことを思い出すと、他人を無下に非難できなくなる。また、僕が体調が悪くなって体の自由が利かなくなるかもしれない。(普段そんな心配はまったくしていないのだが、こうやって考えることもできる)過去も現在も未来も自分の身に置き換えて考えると、他人も自分と分け隔てなく見ることができて、人に優しくなれる。自分の嫌なところをたくさん見てきてそれらを受け入れてきたお陰で、そんな要素を他人の中に見つけた時にニヤリとすることがあるくらいだ。車の運転で信号待ちでイライラしてる人、お店のレジで前の客がグズグズしているのを睨み付けている人・・・。そんな人たちが無性にかわいいなんて思えたりする。「自分の寛容度、許容量を増すために他人がいるのだ」、と小林正観さんが言っていたが、ホーントその通りだ思って修行の毎日を送っている。
前に、人気お笑いコンビのダウンタウンの素顔なんて特集を雑誌で見たことがある。
浜田さんが「俺は松本人志の一番のファンだと思う。」と言っていた。ボケの天才と突っ込みの天才。この二人はお互いを大好きでいられたのだ。こんな関係がきっと人間と守護霊に当てはまるんだろう。本人がどんなに落ち込んでいても守護霊が「なんのなんの、大丈夫」って優しく言ってくれていると思ったらなんともウレシイ。
よく印象に強く残っている光景を思い出した時に、なぜかその場面に自分が入っていたりする。果たしてそれは自分がこの目で見た場面が脳みそに記憶されていたものなのか、それとも自分を離れた誰かの視点で見た光景なのか。
自分を冷静に、客観的に観察することができれば、守護霊の目のように、自分のことを愛おしく見ることができるんだろうなぁ。
テレビCMでお気に入りのものがある。
お酒のCMだと思うが、男性が彼の奥さんの仕事をしている場面に出くわす。家ではその労をねぎらうようにお酒をすすめる。
人を優しい目で見ている様子がうまく描かれていてとても気持ちがイイのだ。
ま、そんな風に他人に見てもらうことができればありがたいのだが、そんな人がなかなか現れないとなれば、自分でその作業をするまで。