波照間島の珍事件

goro3582004-11-21

財布ドロボウの犯人はカラスだった!

http://news.goo.ne.jp/news/sankei/shakai/20041119/e20041119009.html
波照間(はてるま)島で、観光客の財布がなくなる“盗難事件”が発生した。犯罪とは縁遠いこの平和な島で窃盗事件?との疑いに、警官は「島の人が盗むとは考えられない。」と機転を利かして「おとり捜査」を実施した。
現場に自転車を置いてカゴには菓子パンを入れた。すると警官の予想通りカラスがやってきて盗みをはたらいた。警官はパンをくわえて持ち去ったカラスを追って近くの林に入ってみると、その木の下に例の財布がそのまんま落ちていたという。
いやぁ、ヨカッタヨカッタ。
僕はこのニュースを新聞で読んだのだが、その記事からはこの警官の優しさを感じ取ることができた。
住民を信用しているのだ。警官はとかく正義の味方的な性格を投影されがちで、つい犯罪、そして犯罪者を憎む存在になってしまう。が、この警官は性善説っぽい。「罪を憎んで人を憎まん」なんて言葉があったが、人を憎まず、そして愛することができれば、罪だって憎くはなくなる。
罪は目あらざると書く。見ていない所に罪があるという意味にも取れる。
良寛和尚のような優しく慈悲あふれる目が見ていれば罪は起こらないだろう。仏様、神様の目が行き届く所では罪はないだろう。
あまねく光が行き届くなんてイイなぁ。天の岩戸開きで光あふれる世の中になると最高だ。
今回はちょっとした騒動だったが、波照間にはイイ光が「照」らされているみたいだ。