笑いのツボ外し

goro3582004-12-07

イギリスのコメディ集団、モンティパイソンのコントにミスター・スモークトゥーマッチが出てくる。受付けにやってきて名乗ると、それを聞いて「少し控えたらいかが」と冗談を言う。
スモークトゥーマッチ氏は「はて、何のことですかな?」。本人はさっぱり分からないという気まずさを描いていた。
先日、小林正観さんに講演会の依頼の電話が入った。学校の校長先生が主催するということで、正観さんは校長先生に「イイですね。万事順調で。」と言った。校長は「はて、何のことですかな?」。正観さん「いや、好調先生だっていうから。」「え?」
あちゃ〜、こりゃ気まずい。
僕も守成会という企業集会に誘われた時のこと。異業種交流会だというので、紹介者にどんな人たちが来てるのか聞いたら、歯医者さんもいると。そこで「へぇ〜、ご時世ですね。歯医者さんも負け組ではいられない、ってとこですかね。」と言った。「え、何それ?」。「だから敗者ではいられないってことでしょ。」「?」
あ〜あ、冗談が伝わらなかった。仕方ないので冗談を解説したのだが、余計気まずくなってしまった(^^;)
弟子屈町の会社のホームページを見ていた時のこと。掲示板に観光情報を質問したり、いろいろ書き込んでいた。名前欄に挨拶がわりに「弟子屈って鹿が多いの?」と書いた。粋なダジャレだと思って。すると「そうですね。鹿による農業被害額は・・・」なんて真面目に返答されてしまった。申し訳なくて、もうあれは冗談で、とは言えなくて「それは深刻ですね。」なんて間抜けなことを書いた。やれやれ。
中学校の時に「空海が客人にお茶を出して、すっと戸棚から団子を取ってきて、これ、食べるかい」という冗談を思いついた。友人達に得意気にこの冗談を披露したが、さっぱりウケない。友人は「お前、冗談で言いたいんなら、これ食うかいと言わんとダメだろ」と言う。それじゃぁ、冗談にならない、いや、そうしないとダジャレが成立しないと侃々諤々。
パートナーはコメディといえばピーウィーハーマンで、僕はモンティパイソンだと対立する。
笑いのセンスは時に決定的にスレ違う。
そういえば空海ネタを唯一理解してくれた越後谷という友人がいる。
中学の歴史のテストでこんな問題が出た。「アメリカ大陸を発見したのは何人か?」。僕は、発見したのが一人なら問題になる筈がないのできっと二人いたんだろうと答案に「2人」と書いた。
答案を返す時に先生が不機嫌に「今回のテストでふざけた答えを書いた奴がいる。越後谷!そして新村だ!」。
さて、正解はスペイン人だったろうか、それともイタリア、はたまたポルトガルコロンブスはイタリアに生まれ、ポルトガルで航海術を学び、スペイン女王の命を受けて出航した。何人かと聞かれると悩む。今でもこの質問にはニヤニヤして「2人」と答える僕なのだ。