ちょっとした儲けもの

goro3582004-12-10

2年前の話。事務所で使っていたテレビの映りが悪くなって修理に出すことにした。
H社のサービスセンターを呼んで見にきてもらうと、25000円くらいで修理できると言うのでお願いした。
それが9月で、2ヶ月たっても連絡がないので僕が電話すると「すいません、もうそろそろ直ってくるハズなのですが・・・。」
さて、そのまま12月になった。事務所ではテレビを観ることがほとんどないので不自由はなかったのだが、いくらなんでも遅すぎる。
今度はパートナーが電話した。すると「誠に申し訳ありません。お預かりしたテレビが輸送途中に損壊しました。代わりのものをご用意いたしますので・・・」とのうろたえた返事。
そのテレビというのは今から8年前くらいに札幌の本社で使っていた当時はメチャ高級なデカテレビで、釧路にタダで送ってくれたものだった。
さて12月の末にH社は代わりのテレビを運んできた。
デカイ!
サービスマンに「これ新品?」と聞くと「は、はい!し、新品にございます!」
思わずパートナーと顔を見合わせる。すごくズルイ顔でにやけていた。
「んで、修理代金はどうなってるの?」「に、25000円で結構です。」
かくしてわが事務所には不似合いな大型テレビが飾られている。
友人が来るたびにこのテレビに驚く。どうやら40万円以上する代物らしい。
札幌のおじはかつて家電会社にいて、クレーム対応を担当していた。ヤクザにも呼びつけられて軟禁されたりと苦労話がたくさんあった。
そのおじにこの話を教えた。パートナーに「どんな風に電話で話したのよ?」と聞いた。
パートナーが再現するとおじは深いため息をついた。
「あぁ〜、それは一番タチが悪いクレームの話し方だ。」