まほろば盛況

goro3582004-12-27

先週久方ぶりに札幌に出かけた。
札幌代理店の仲間との打ち合わせと、札幌にいる兄の顔を見て、パートナーの叔父に会って、タワーレコーズで輸入版CDを買って、スープカレーを食べて、自然食品店「まほろば」に買い物に行くのがいつものコース。
以前は毎月のように出掛けていたのが、今回は3ヶ月ぶりくらいになっていた。
で、自然食品店「まほろば」。
今年の夏にリニューアルオープンして、見事にオシャレなお店に変身した。
宮下社長が人生をかけて築いてきた信念の自然食品店。
それこそ昔は無農薬といえば叩かれたものだ。農薬を使わなければ野菜は出来ないだの、どうせ無農薬と言ってもウソに決まっているだの、さんざんバカにされてきた。
宮下社長の息子さんもずい分イジメられて、この仕事をやめてくれと言ったそうだ。
息子さんに言った親父の言が格好いい。
「みんな無農薬はありえないと言って信じないだろう。無農薬の農法はそれぐらい大変なことなんだ。そんな苦労を黙々と乗り越えて作り続ける農家さんがいるんだ。お前の父さんはそんな素晴らしい野菜を売る仕事をしているんだ。やがて多くの人がオーガニック野菜を求める時代が来る。今はバカ呼ばわりしていても、その時にお前が父さんがこの仕事を続けたことを誇りに思ってくれればいい。」
信念を持ってこれだけのことをやり遂げたのかと思うと感動する。
歳末セールということもあって、まほろばはとても賑わっていた。
確実に自然食品店が市民に認められた光景に感激した。
まほろばはただオーガニックをうたうのではなく、独自の商品選別基準を設けている。
「O−リングテスト」
無農薬も結構だが環境に適応するのに力を使い果たして、エネルギーが弱い野菜ではよろしくない。
最低限(ここが肝心なのだ)の農薬を使って育てた野菜の方がエネルギーが強いことがままある。
野菜が人間に対して発揮する「ファイトケミカルパワー」が大きいものをO−リングテストで測定するのだ。オーガニックで栽培された野菜の中からエネルギーが強いものを選別して、必要であれば低農薬栽培の野菜からも選別して扱う。
O−リングテストはメチャメチャ面白くて実用的なので、ちゃんと取り上げてこの日記に書こうと思う。
釧路でまほろばのようなお店をやりたいと思うのでアール。