タイヤ公害・番外編

goro3582005-03-02

昨年末、医学博士の畠山和幸氏からお話を聞かせていただいた。
講演会はマクロビオティックがテーマで、食べ物によって健康と精神にどんな影響が出るかを話していただいた。その講演会の前後にびっちりあれやこれや好きなことを質問することができた。
その中で驚いたのがタイヤ公害の話。

かつてタイヤのゴム粉塵公害が話題に出たことがあった。
タイヤは使っているとあれだけ磨り減るものだ。微粉末になって大気中を舞う。それが人間に吸い込まれて肺の中に入る。そして肺胞に吸着してしまい血液を汚し多くの感染症を発生させるといわれていた。これは世界的にも大変な公害で、タイヤメーカーの責任が問われると莫大な健康被害に対する賠償金になるだろう。
実際、花粉症は花粉量よりも交通量に左右されている。花粉症では最近NOX・SOXが問題視されているが、実は交通量と比例して発生するタイヤ粉塵の方に問題があるのではないか。
しかしあっという間にかき消されてしまった。裏では問題を察知したタイヤメーカーの圧力によって情報のもみ消しがあったと科学者が言っていた。

思い出してネットで情報を検索してみた。「タイヤ」「粉塵」「公害」「大気汚染」でキーワード検索したが、この情報につながるものはまったく出なかった。
タイヤが大変な健康被害をもたらしていると判明したらおお事だ。
現代文明の発展に大きく寄与しても、その影もまた大きい。桜沢如一氏がいうところの「表大なれば裏もまた大」だ。光が強ければ影もまた濃くなる。便利なものは厄介なことを引き起こす。陰陽の法則として考えると至極当然の話だ。
タイヤは原料の天然・合成ゴムに、補強剤のカーボン・ブラックや硫黄などの薬品を練り込んで作られる。
大気中に舞うのはゴムの粉末よりもカーボンブラック(黒鉛)だろう。
陰陽で見ると黒鉛は極陽性で、陰性である肺胞と結びつきやすい。磁石のS極N極のようにくっついて安定してしまうと、肺胞の機能が阻害される。
そんな状態では満足に酸素を取り入れることができなくなる。
先日、仲間から「膠原病患者はみな肺が菌に侵されている」と教えてもらった。
花粉症と同じようなことで、これも原因は菌の方ではなく肺胞のコンディションにあるのではないか。