4日目・木曽駒ケ岳登山

中央アルプスの最高峰、木曽駒ケ岳(2956m)に登る日がとうとう(10・10)やってきました。
10月10日は昔から体育の日としていただけあって、特異日なのです。
この日はほぼ毎年晴れるという晴れの特異日は年間に5日ありますが、中でも10月10日は相当高い確率で晴れるのです。
果たして、完ぺきな快晴となりました。
登山口までのアルプス林道はマイカー規制があるので、7時のバスに乗ってロープウェイ乗り場まで行きます。
日本一標高が高い駒ケ岳ロープウェイで、一気に千畳敷カールに着きました。
ちょうど紅葉が始まった頃で、素晴らしい眺めでした。
富士山を眺めながら登り始めると、運動不足でいたクセに体が軽くて調子良く進んで行きます。
先に宝剣岳へ1時間15分かけて登るのですが、50分で着いてしまいました。
そこから中岳を経て木曽駒ケ岳へは1時間半が目安でしたが、1時間もかからずに登頂できました。
頂上からは御岳山、乗鞍岳槍ヶ岳空木岳甲斐駒ケ岳、富士山など360度のパノラマをぜいたくに楽しめました。
年によっては10月上旬でも雪山になっていることがあるので、マイナス5℃くらいを想定して冬山装備だったのが、幸運にも頂上でもプラス5℃くらいあって快適でした。

下りにさしかかると観光客たちがわさわさと登って来るのが見えました。
紅葉トレッキングなんて最高ですよ。
混雑すると30分から1時間も待たされるというロープウェイでしたが、これまたラッキーなことに時間が早かったおかげですんなり乗って下山することができました。
駒ヶ根温泉ホテルさんのご厚意で「下山したらまた温泉に入りなさい。もちろんタダでイイよ。」の言葉に甘えて入浴してスッキリです。
が、実は頭がずっと痛い・・・。
登り始めからずっと痛い・・・。
コ、コ、コレって高山病???
標高3千メートルともなると酸素濃度が低いので無理しちゃいけないのです。
それなのに、あぁ、それなのに何も考えずにハイペースでパッカパカ登ってしまって、すっかり高山病にかかってしまいました。
今日の予定は、これから伊那市を見物して高遠市を通って、長谷村と分杭峠。それから諏訪湖の宿へ向かうのです。
伊那市まで運転して行ったものの頭痛で冷や汗が止まらず、公園の駐車場を見つけて20分間寝ることにしました。
少し楽になったようなので長谷村の道の駅まで行きましたが、コレといって気になる名所はありませんでした。
ゼロ磁場として有名な分杭峠へは、今いち体調が良くないこともあって行くのは断念・・・。
国道へは戻らずに諏訪湖へ抜ける道を選んだのですが、そこがまた特に気温が低いのです。
7度しかないなんて、釧路と変わらぬ寒さです。
諏訪湖周辺には素晴らしい温泉宿がたくさんありますが、「すわ湖苑」さんだけは「すわ」と平仮名で書いてあるのですわ。
すわという音には何かあると思っている僕にはビビッと来ました。
この宿は良かったです!
温泉もイイ雰囲気で、料理も素晴らしく美味かった。