富良野まで

9月11日(月)は芦別岳登山へと出かけた。
が、大雨の予報が出ていた。



日本列島をすっぽり覆う前線が張り出した。
10日(日)に芦別岳の麓、登山口にあるキャンプ場に泊まった。
山部にある太陽の里キャンプ場。
富良野の温泉、万華の湯に浸かっていると、十勝連峰が少しだけ望まれた。
十勝岳のピークがちょこっと見えたぐらいで、あとが雲がびっしりと張り付いていた。


美瑛岳に入った登山者が行方不明のまま。
あの悪天の下で39歳の男性はどうしているのだろうか。
・・・・
富良野から山部のキャンプ場に戻る途中、国道38号線で大事故があって警官が迂回路を指示していた。
トラックとレンタカー乗用車が正面衝突して、2人死亡ということで、ラジオでもネットでも全国ニュースで取り上げられていた。
キャンプ場のすぐ目の前だ。


事故の犠牲になったのは愛知からの山口さん親子。
美瑛岳で不明になっているのは留萌の山吹さん。
共通しているのは「山」、「口」。
「欠」が意味するものは?
登・山・口で欠けているものを考えたら「登」だ。
今回も芦別岳は「登るな」というメッセージのような気がしてきた。
11日は大雨警報が出ていた。
夜中、自分の小さいテントは大粒の激しい雨に叩かれ続けた。
朝、雨がピタっとやんだ隙にテントを撤収して、登山はあきらめて帰ることにした。


高速道路の占冠インターから下り線に乗ると、反対車線では警官が高速道を下りるように指示していた。
すぐ近くのPAに行って交通情報を聞くと、大雨による視界不良で占冠〜夕張間で通行止めになっていた。