嗚呼勘違い

goro3582004-12-04

3年くらい前にイギリスBBC放送(日本で言うところのNHK)で

エスの顔を復元した画像を公開〜イエスは有色人種だった〜

は衝撃的だった。■右画像■
前からイエスユダヤ人でもろにアジア人種なのだから、教科書に載っていたり、教会に飾ってあったりして世界中で拝まれている「白人として描かれたイエス様」というのはウソなんだよ、とは聞かされていたものの、さすがにこれを見た時はガーンと来た。
僕が不意をくらったワケではなく、これを見てみんなの頭はちゃんと整理がつくのだろうか、という焦りの方が大きかった。
キリスト教原理主義者を語るWASPアングロサクソン白人)たちは、この発表にどう対応するのか、妙にワクワクしていた。
あれ?何の反応もないようだ。
「だから何?」ってな調子で、まったく意に介していないようだ。
過剰に反応するとWASPたちは信条にキズがつくものだから、あえて無視を決め込んでいるのだろうか。
アシュケナージユダヤの発祥までしっかり検証していくと滅茶苦茶に面白いのになぁ・・・、残念!
これは宗教心が行き過ぎて、白人至上主義と合体したところから世界に広まった勘違いのひとつ。
そして勘違いネタを続けると、「白樺」と「ナナカマド」。
ナナカマドは俗に「7回カマドにくべても燃えない」と言われている。北海道なら標高条件に関係なくそこらへんにナナカマドが生えているから、枝を拾ってきて実際に火にくべてみると分かる。
よく燃える〜。
白樺の木は全然燃えないのだ。白樺の樹液なんてのが有名だが、それからも分かるように白樺は水分が多くて7回カマドにくべてもというくらい燃えないのだ。
ということで、これは白樺とナナカマドの木を取り違えて命名してしまったのが始まり、という勘違い。
お次は「豆腐」と「納豆」。
腐るという字は食い物に対して失礼なんだな。(腐敗と発酵はしっかり区別してほしかった)
納豆は茹でた大豆に納豆菌が付着して発酵したもの。
豆腐は茹でて粉砕したものをニガリで固めて型に納めたもの。
ということで、実は納豆が豆腐で、豆腐が納豆。
やれやれ。
先日、ある勉強会に女性18人、男性は講師と参加者の僕で2人が集まった。
東京からやってきた講師が「始めに方位を確認しておきましょう」と言って参加者(地元釧路人)に東の方角を尋ねた。
僕はすぐに東を指差したのだが、おばさん、失礼、女性たちはあっちやこっちや適当な方角を示す。
しまいに「北がこっちだから(そこから間違っている)その反対が東よね」なんて言い出す始末。
船頭多くして船山に登るみたいになって、あやうく多数決で南が東になる所になったので、僕は我慢がならなくてキッチリと説明して正しい東を指し示した。その時、女性は方角は苦手なんだとつくづく思い知らされた。そういえば『人の話を聞けない男、地図を読めない女』なんて本があったよなぁ。
で、僕が運転してパートナーが助手席に座る。僕が「南の空に変わった雲が浮いてるよ」なんてメルヘンチックなことを言うとあらぬ方向を見ながら「え?どっち?」と。そして「南とか言っても分からないでしょ。右とか左とか言ってよ。」とご立腹のご様子。そいでもって、彼女が「じゃらん」なんかを見ながら「この店に行きたい」なんて言い出す。「次の信号を左!」なんてハイテンションで指示が飛んでくるから素直に左折すると「どっちに曲がってんのよ!反対だってば!」と怒られたりする。左右を間違われてはもうお手上げです。